2010年10月29日金曜日

大手プロダクションに突撃!

こんにちは、圷です。
老舗プロダクションへのインタビューが実現しました!嬉しい!
私の大好きな声優さんが所属する事務所です。

インタビューの中で、実際に他プロダクションの声優の声質などを把握して、その知識をキャスティングに活かしていることが確認できました。
あと、自社がキャスティングするのに、「オーディションの手配、スケジュールをAプロさんだったり、Bプロさんだったりに聞いて調整して」と、自社の声優を使わないことが多々あることも!

しかし、このプロダクションは音響部門も持っており、声優プロダクションとしては異色。キャスティング権を持てるのは、音響部門を持っているからではないか?と思ったり。

音響制作会社とプロダクションの関係性や自社・他社の担当範囲(プロダクション業だけなのか、音響もやるのか)、というのが今回のポイントでしょうか。
自社でどの仕事を担当し、どの仕事を他社に委託するか、事業の担当範囲の違いによってプロダクションのパフォーマンス(業績や他社への影響力など)が異なるとしたら…

すごくおもしろい!

10/5にゼミ内で発表した「なぜ声優プロダクションはライバル他社の声優も紹介するのか」というポイントもおもしろいけれど、担当範囲の違いの方が今研究室内で行われている研究に近いし、興味深いかも。

ちなみにインタビュー後、事務所を出るときに大好きな声優さんを発見!!インタビューさせていただいた執行役員の方が私たちを紹介してくださって、なんと、お話させていただきました!!
なんか、もう、この研究やってて本当に、本当に良かった!!

2010年10月25日月曜日

進捗報告

こんにちは!好村です。
今日は定例ゼミで、研究の進捗報告を行ってきました。
前回からうってかわって、気分は上々です!(笑)

前回、私たちは声優事業者協議会の方からのメールを受け、
問い「なぜ声優業界では移籍を規制が(芸能界と比べて)厳しくないのか」
仮説「“声優の移籍”が業界全体にとってプラスに働いているからではないか」
という問い・仮説を白紙に戻しました。

そして、他に興味深い点がないかを過去集めた情報から探し回りました。
・インタビューでひっかかった所を思い出す。
・最初に手に入れた業界本を見返す。
こういうことをしながらウンウン考えました。

そこで、以前インタビューで声優プロダクションの代表取締役兼マネージャーの方が仰っていた「協力関係」という言葉を、ふと思い出したのです。
そういえば最初にインタビューに伺ったプロダクションの方も「自社の声優があいていないとき、他の人を推薦できることもあるし」と言ったように、仕事を紹介するとか言っていたような
さらに、よく思い出してみれば最初に読んだ業界本にはマネージャーは他社の声優も把握するというようなことが書かれていました。

これって、妙ではないですか?
だって、相手は同業他社、ビジネス上のライバルです。 協力するからにはなにか理由があるはず。

私たち、ひらめきました。
新しい『問い』と『仮説』です!
問い「なぜ声優プロダクションはライバル他社の声優も紹介するのか」
仮説「ライバル他社の声優でも紹介を行う声優プロダクションは音響制作会社から
“自社声優に限らず多くの声優を紹介してくれるプロダクション”として信頼され、
結果多く仕事を任されるようになることを期待しているから」

『仮説』については穴があるかもしれないけれど、ゼミ生の反応は良好でした(やった!)
どうやら『問い』がよかったみたい。
この調子!

【おまけ】
↓今回お世話になった声優業界について経営者の視点で描かれた書籍
 『声優白書』(松田咲實 オークラ出版)

 業界全体のことやプロダクション設立までの経緯などに加え
 マネージャー同士の会談も充実。
 読み物としてもおもしろかったです。

2010年10月18日月曜日

仮説検証

こんにちは。前回に引き続き好村です。

実はさきほど、
「本当にプロダクションは声優の移籍によってネットワークを構築・情報を入手できているのか」
「本当に“声優の移籍”は業界全体や各プロダクションにプラスに働いているのか」
これらの新しい仮説を確かめようと声優事業者協議会の方にメールを送信し、その返信を受け取りました。

そこには
「声優の移籍はプロダクションにとって身がちぎれるくらいにつらい事」
というような内容が。

メールをくださった声優事業者協議会の方、ご本人もプロダクションを経営してらっしゃるので この感覚は当事者のもの、ということ。本当に“声優の移籍”によって利益を被っているなら、 もっと前向きな返答であるはずですよね。
どうやら移籍は良い影響を生んでいないよう・・・
そもそも、この返答の様子からして、 これ以上移籍について深くインタビューするのが難しいことが分かりました。 これ以上この方向で研究を進めるのは厳しそうです。

うーん。新しい研究の焦点を見つけないと・・・。

2010年9月5日日曜日

仮説の構築@夏合宿

こんにちは。好村です。
本日は夏合宿でした。

今までのインタビュー内容や声優さんの作品出演状況をまとめたデータから分かったことをまとめ、先生に相談しに伺いました。
そしてついに、研究に光が射したのです!

相談では「移籍」が焦点に。
どうやら似たような現象、つまり企業間の移籍を研究した文献が存在する様なのです。

具体的には以下のような研究です。
専門的な研究者が企業間を移籍すると、業界内のネットワークが構築されます。すると、業界内で情報や技術の伝播が起こります。伝播した情報や技術はイノベーションを引き起こすので、業界全体にとって(もちろん、移籍された企業にとっても)プラスに働く、というのです。
「一般的にマイナスの印象がある移籍が、かえって業界全体にも各プロダクションにもプラスに働いているのではないか」

先の専門的な研究者の移籍に重ね合わせて考えると、専門的な研究者が声優、企業が声優プロダクションにあたります。声優が声優プロダクション間を移籍すると、声優プロダクションは「昔うちにいたあの声優」という感覚でネットワークを構築できる、と。 そして、業界の情報が手に入りやすくなるのではないでしょうか。そのように情報が巡ることで、なんらかのパフォーマンス(業界内の売り上げなど)に良い影響を与え、「声優の移籍」が業界全体にプラスに働いているのでは・・・?

このことを新しい問いにする場合、明確にしなくてはならないのが
「本当にプロダクションは声優の移籍によってネットワークを構築・情報を入手できているのか」
「本当に“声優の移籍”は業界全体や各プロダクションにプラスに働いているのか」
といった点ですね。

先行研究になりそうな文献の存在が心強いです。
このままうまくいくといいな。


【おまけ】
今年の夏合宿は女神湖のすぐそばのホテルで行われました。
部屋は綺麗だし、ご飯は美味しいし、会議室も充実していて最高でした。
↑女神湖
↑ホテルのディナー。コースでした。
毎年井上ゼミは宿泊施設にこだわります。
発表に必要なプロジェクターや電源、電波などの設備も超重要。
合宿担当者になった後輩たちが研究の傍ら、駆け回ってくれました。
感謝!

2010年8月20日金曜日

問いを求めて

こんにちは!好村です。
注目するポイントがイマイチ定まらないままインタビューの日を迎えてしまいました。
今回は、アニメから舞台の仕事まで幅広い業務を担当していらっしゃる声優プロダクションの代表取締役兼マネージャー の方へのインタビューでした。

お会いした日は外回りのお仕事であるというので、その方の訪問先近くの喫茶店でお話を伺いました。(ご多忙の中お会いいただいて感謝に尽きます)
お会いした感想はというと、
「楽しかった!」
代表取締役であると同時にマネージャー業もやられているということで、お話が活き活きしていて、「まだまだお話をお聞きしたい」と惹きつけられました。

主なインタビュー内容は前々回のインタビューから気になっていた 「声優の移籍」と「マネージャーの仕事」の詳細について。

「声優の移籍」は芸能界よりも比較的多いのか、その真相を確かめました。
すると、確かに声優界はいわゆる顔出し中心のタレント・歌手などの芸能界と比べ、移籍は多いようです。 なぜなら、移籍を規制する明文化されたルールがないから。ご本人も目の当たりにしたことがあり、「育てた側としては心苦しいけれど、移籍したいと考える本人のためを思ったら仕方が無い」と考えてらっしゃるようでした。

また、「マネージャーの仕事」の詳細についてもお聞きしました。 そして、優秀だと考えるマネージャー像についても伺ったところ「色んな人と関わり合う」、「自社のことだけ考えるのではない」ということを挙げられていました。 中でも、「誰もつぶし合うためにやってるわけじゃない」という言葉は印象的でした。プロダクション間に協力関係が働いてるということ、ですよね。

ライバルなのに、協力しあう。これを新しい疑問に結び付けられないかな。

2010年8月10日火曜日

データベース作成・「不思議」を深める

こんにちは、好村です。
今は私たち大学生が悠々自適に楽しむ期間、夏休みです。
井上ゼミはこんな時も研究を欠かしません。^^

私たちは
「インタビューの情報だけに頼るのではなく、数字からも『問い』と『仮説』を立てられたらいいね」
と、インタビューのかたわらでデータベースを構築しはじめました。
6年間に及ぶアニメ作品と主要声優、所属プロダクションの打ち込み。
ここ2週間は朝昼晩、途方もなくExcelと対決する日々が続いています。
初めから声優に詳しかったわけではない私も、声優さんの所属プロダクションや生い立ち、性格、人間関係などを 一人ひとり何度も何度も調べていくうちに大分わかるようになりました。
「夢を持って業界に飛び込んで、一生懸命仕事をしてる。カッコイイ…!」
声優さんのプロ魂を思い知り、愛着がわきました。

そして、打ち込みをしているうちに気になってきていることがあります。
それは、【作品制作に携わる音響制作会社とプロダクションの組み合わせ】です。
「この音響制作会社が携わっている作品には、この声優が多い気がする」
というのが結構あるのです。
「音響制作会社」というのは声優プロダクションにとっての顧客で、アニメへの出演を声優に依頼する会社のことをいいます。アニメ制作会社がアニメの「絵」を担当する会社なら、音響制作会社が「音」を担当している会社だと言えます。
まぁ、詳しい実態はこれから調べないと、ですね。

うーん。それにしても人気声優さんて、1年にこんなにも沢山の役をこなすのか!と感嘆。
そして、あぁ、肩凝った・・・


↓こんな感じで打ち込んでいます。ひとりあたり約500タイトル。
とにかく、横に長ーーーいのです。

2010年7月21日水曜日

続・インタビュー!

こんにちは、圷です。

前回のインタビューで業界関係者についてお話をうかがったところ、いくつかの協会が業界を支えているという話をうかがいました。
そこで、今日はそれらの協会の中で、複数のプロダクションが集まり、声優・音響間のルールを守らせる役割を持つ“声優事業者協議会”という団体へのインタビューを行いました!

実はアポイントメントをとる際に「卒業論文のテーマが声優業界」というお話をしたところ、とても驚かれました。
やはりまだ声優業界を学問的にとらえようとしている人は多くないようですね。

今回は主に協会の役割について伺ったのですが、その他にも業界の成立の歴史や現在の問題点についてもお聞きしました。
声優人口が増えていることも一大事ではあるが、洋画の仕事が減っていたり、新しい媒体ができたり、と活躍するメディアが変わってきていることが注目されているようです。

昨年の紅白歌合戦に声優が出場していらっしゃったけど、本当に活躍の幅が広がっていて、出演規定を更新していくのが大変だとか。

前回のインタビューでも声優人口のデメリットが解消されていないことがわかったし…
新たな問いが思い浮かびません!!

今のところ気になっているのは「移籍」について。またプロダクションにアポとって、「移籍」から問いを導きだしたいところです。



【おまけ】
つい先日、ランチ会議が実現しました!
早稲田大学から徒歩8分ほどのところにある「ツバメカフェ」で
パスタランチとハンバーグランチを注文。
「今後の予定、どうしよっか…」
とおかずをつつきながらの午後。
束の間の楽しみ^^


↓お店のホームページはこちら。
ツバメカフェ(http://www.tsubame.tv/